※盛会のうちに終了いたしました。
ご参加いただきました皆様に心より御礼申し上げます。
開催日時
2023年1月28日(土) 19:00-21:00
プログラム
講演 「ウロからみるGSM~コツと落とし穴~」
井上雅先生(みやびウロギネクリニック院長)
井上雅先生(みやびウロギネクリニック院長)
GSM(閉経関連尿路生殖器症候群)とは女性ホルモンが低下したことによりおこる様々な症状です。 具体的には、陰部の不快感、痛み、かゆみ、頻尿、尿漏れ、性交痛などの症状があげられます。患者が受診する先は婦人科や泌尿器科が多いと思われます。そして、GSMを診察するにあたって、婦人科的診察も泌尿器科的診察も必要となるため、ある程度、両方の知識が必要となることはお分かりでしょう。 私は泌尿器科専門医でありますが、婦人科でも研修をうけ、現在、両方の立場から診療しております。 今回は主に泌尿器科医の立場から、とくに排尿症状を訴えるGSMをみてみようと思います。 患者が尿の症状を訴えた場合、まずは検尿が必須ですが、この検尿にも落とし穴があります。過活動膀胱、間質性膀胱炎の見分け方、泌尿器科医じゃなくてもできる治療法や、どのような場合には泌尿器専門医へ紹介するべきかなどお話しようと思います。
第1回 GSM症例検討会
関口由紀先生(女性医療クリニックLUNAグループ理事長)
井上雅先生
関口由紀先生(女性医療クリニックLUNAグループ理事長)
井上雅先生
多様な症状が混在しているGSM。 治療に苦慮している症例はありませんか? 色々な治療法を試しても、患者満足度もなかなか改善しない・・・・ なぜだろう・・・ほかにどんな手が・・・ そんな問題をアウトプットして、臨床経験豊富なファシリテーターの先生と解決してみませんか? 診療のヒントが見いだせるかもしれません。 今回は症例検討会第1回めです。これから継続して検討会を開催していきます。
概要
中高年女性の約50%が発症すると言われる「GSM(閉経関連尿路生殖器症候群)」かつては、「萎縮性腟炎」として、“加齢による仕方がない病気”と軽視されていましたが、昨今のフェムテック・フェムケアブームが後押しし、今、注目されています。
実際、女性雑誌やネットニュースなどでも多くのGSM情報を見かけるようになり、解決策を積極的に求める女性も急速に増えています。その一方で、「勇気を出して医療機関に相談したが改善しない」といった声を耳にすることも少なくありません。
積極的に治療を行う医療機関が少しずつ増えているとはいえ、情報が不十分でまだまだGSM診療は過渡期であると言えるのではないでしょうか?
今回のセミナーでは、GSMの「尿路症状」にフォーカスして開催します。
排尿症状はGSMの中でも訴えの多い症状ですが、講演では、具体的な臨床例を供覧しながら、ご講演いただきます。
第2部は、GSM症例検討会!実際の臨床症例を取り上げGSMエキスパートの先生方と解決策を一緒に見出していきます。